行ってきました! ~続・白いぼうし~
「白いぼうし」で重要な役割を果たす「夏みかん」。
(→以前の記事はこちら)
その起源を調べると、「江戸時代中期、山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した柑橘の種を地元に住む西本於長が播き育てたのが起源とされる。この原木は現存(ただし原木部分は根のみで、上部は接ぎ木されたもの)し、史跡及び天然記念物に指定されている。」とあります。ちなみに、山口県の「県花」は「夏みかん」だとか。
※参照:Wikipedia:「ナツミカン」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%82%93
そんな「夏みかん」の原木に会いたくて、この夏、長門市仙崎への旅に出かけました。ちなみに仙崎は、「わたしと小鳥とすずと」で有名な金子みすゞの暮らした街で、記念館(右上の写真)もあります。
休日なので閉まっている銀行のシャッターには、金子みすゞの自筆原稿が描かれていて(左の写真)ちょっと度肝を抜かれました。
さて、その仙崎の街から橋を渡ると、程なくして「夏蜜柑原樹」の道路標識が。その案内に従って行くと、本当にひなびた漁村が。そして、その何の変哲もない1軒である「西本さん」の庭先に立つミカンの木。これこそが、目的の「夏蜜柑原樹」なのです。いやあ、あまりのさりげなさに、妙な感動を覚えてしまいました。
ちなみに、狭い道路を挟んだ向かい側には、「原樹」に万一のことがあったらいつでも交代できるように、バックアップ用の木が育っていました(右の写真)。
昔ながらの漁村でさり気なく、しかしとても大切にされている「夏蜜柑原樹」。時代の移り変わりの激しさに翻弄されるばかりの私に、何か大切なものを語りかけてくれたような気がしたものです。
/天草四郎


